配信日:2006年2月10日
出演:
ウダツ田中さん(以下田中)
ちゃん阿部さん(以下塚本)
浜渦正志さん(以下浜渦)
平野義久さん(以下平野)
田中
今回はですね、放送第11回目となるわけなんですけれども、
今回もゲストお呼びしております!
「ダージュ・オブ・ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」を担当しました、
コンポーザーの浜渦正志さんをゲストに迎えております。
それでは、VTR、にょぅ!
◆
田中
はい、というわけで、
今回のゲストは、コンポーザー浜渦正志さんです。
おはようございます!
◆
浜渦
そうですね、ちょっと今までにないくらいの規模のもので。
まー怖いですよね。
浜渦
僕が初めてレコーディングしたのが
オーケストラのチョコボやったんですけど、
あれはもう肝潰れそうになって。
浜渦
あの時40人だったんですけど、
小っちゃいソロのレコーディングをやったことがあったんならいいんですけど、
初めてのレコーディングがいきなりフルオケっていうのは(笑)。
なんか知らんけどもそんな話になってしまってて。
で、エンジニアの方に「ディレクションしてください!」って言われるんだけど、
「え、何が!?」って。
田中
壮大でしたからねぇ…。
そんなオーケストラのレコーディング、今回はオーケストレーションという形で
スクウェア・エニックスの外の方に作業を一部お願いされたと。
浜渦
ゲーム本編の他の打ち込み曲と同じ、
あるいはそれ以上くらいに入念に、ほぼこれで完成と思うくらいまで打ち込む。
で、そこからオーケストレーションしてくれる人に渡して、
そこで更に増幅してもらって、オーケストラとして理にかなったものにするという、
初めての形でしたね。
田中
今回オーケストレーションをお願いした平野義久さんから
なんと今日浜渦さんにビデオレター的なものが届いてますので、
当時を振り返りながら。
ご無沙汰ですもんね。
◆
平野
浜渦さんお元気でしょうか。
今回「ダージュ・オブ・ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」の音楽、
オーケストレーションを担当させていただきました、平野義久です。
浜渦さんとの仕事は今回初めてやらせていただいたんですけれども、
浜渦さんから頂く楽譜っていうのは、始めから音楽の方向性やカラー、
そういったものが本当に明確に最初から楽譜の中にあって、
僕の仕事っていうのはそれをいかにオーケストラっていう音楽の媒介を使って
現実的な音に仕上げていって、かつそこに自分のテイストみたいなものを
盛り込んでいくか、そういったことをやらせていただいたんですけれども、
それは本当にこう…楽しい作業で、有意義で、
面白い仕事をさせていただきました。
今後の活躍、ますますお祈りしております。平野でした。
◆
浜渦
自分の追求するものに妥協がないという姿勢がすごいなと。
この人やったら破壊してきてくれるかなと。
浜渦
僕は僕なりに楽譜をしっかり書き込んで、
「ここは破壊してほしくない!」って言うんだけど、
でもそこに「いや、それじゃなくてもっとこうすべきだ」みたいなことをやってくれる。
◆
田中
そんなわけで、今回はオーケストレーションというところに
話を置いてきたんですけども、
ちゃん阿部どうでしたか?
田中
なんか噂によると、彼女も曲書いたりするらしいんですよ。
浜渦
あぁ、ね。僕もちらっと聞かせてもらったことありますよ。
阿部
えー、題ですか?
ちょっとこの場では言えないような……。
浜渦
(テロップに「冷静に対応しようとする浜渦さん」と出る)
あ、あれが「おやじ戦隊おやじレンジャー」(笑)。
浜渦
なんかね、機会があったら(スクエニMUSIC-TVの)バックに流すとか。
田中
そうですね、「おやじ戦隊おやじレンジャー」。
マジで?(笑)。
田中
いや僕は下ネタかなぁって。
だから言えないのかなと思ったんですけど(笑)。
じゃ今度聴かせてください。
田中
じゃそんなこんなで、次回もこの内容の続きになります。
次回はサウンドの社内のスタッフも
今回の浜渦さんの作品に参加しておりますので、
そのあたりのお話を聞かせていただきたいと思います。
ではまた次回お会いしましょう。さようなら。