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スクエニMUSIC-TV
2005年4月より、スクウェア・エニックス・ミュージック公式サイトで月2回程度配信されていた動画コンテンツ。司会はウダツ田中さん。スクエニサウンドに関わる様々な方がゲストとして出演していた。インタビューの他、スクエニイベントやレコーディング映像の公開、生演奏、弁当の中身公開(!)等も……。2007年4月の配信を最後に更新を停止。配信ページ自体は2012年6月現在、まだ残っている(コチラ)。ジングルには浜渦さんの「アンリミテッド:サガ」の楽曲が多く使われていた。

ウダツ田中
スクウェア・エニックスのサウンド開発のプロダクションマネージャー。ネットワークサービス「PlayOnline」内の『植松伸夫のツルっといっときましょうか』でウダツ田中として初登場。ウダツアガラナイーズの一員として色々やらされていた。

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スクエニMUSIC-TV 第11回 浜渦正志さんご出演分
配信日:2006年2月10日
出演
ウダツ田中さん(以下田中
ちゃん阿部さん(以下塚本
浜渦正志さん(以下浜渦
平野義久さん(以下平野
田中
皆さんこんにちは、ウダツ田中です。
塚本
ちゃん阿部です。
田中
今回はですね、放送第11回目となるわけなんですけれども、
今回もゲストお呼びしております!
「ダージュ・オブ・ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」を担当しました、
コンポーザーの浜渦正志さんをゲストに迎えております。
それでは、VTR、にょぅ!
田中
はい、というわけで、
今回のゲストは、コンポーザー浜渦正志さんです。
おはようございます!
浜渦
おはようございます。
田中
まぁ、相変わらずドイツ生まれということで。
浜渦
まーそうですね。
田中
昨日もソーセージ。
浜渦
生まれただけなんですけど。
田中
今朝もソーセージ食べたみたいな。
浜渦
そういうの、もう止めませんか?(笑)
田中
あはははは、分かりました(笑)。
田中
オーケストラの録音をされたと。
浜渦
そうですね、ちょっと今までにないくらいの規模のもので。
まー怖いですよね。
田中
怖いですよね(笑)。
浜渦
僕が初めてレコーディングしたのが
オーケストラのチョコボやったんですけど、
あれはもう肝潰れそうになって。
田中
度胸要りますよね。
浜渦
あの時40人だったんですけど、
小っちゃいソロのレコーディングをやったことがあったんならいいんですけど、
初めてのレコーディングがいきなりフルオケっていうのは(笑)。
なんか知らんけどもそんな話になってしまってて。
で、エンジニアの方に「ディレクションしてください!」って言われるんだけど、
「え、何が!?」って。
田中
何言っていいのか分からんみたいな。
浜渦
大変緊張しましたね。
田中
壮大でしたからねぇ…。
そんなオーケストラのレコーディング、今回はオーケストレーションという形で
スクウェア・エニックスの外の方に作業を一部お願いされたと。
浜渦
ええ。
田中
これは主にどういう作業を。
浜渦
ゲーム本編の他の打ち込み曲と同じ、
あるいはそれ以上くらいに入念に、ほぼこれで完成と思うくらいまで打ち込む。
で、そこからオーケストレーションしてくれる人に渡して、
そこで更に増幅してもらって、オーケストラとして理にかなったものにするという、
初めての形でしたね。
田中
今回オーケストレーションをお願いした平野義久さんから
なんと今日浜渦さんにビデオレター的なものが届いてますので、
当時を振り返りながら。
ご無沙汰ですもんね。
浜渦
そうですね。
田中
見てみましょうか。
浜渦
はい。
平野
浜渦さんお元気でしょうか。
今回「ダージュ・オブ・ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」の音楽、
オーケストレーションを担当させていただきました、平野義久です。
浜渦さんとの仕事は今回初めてやらせていただいたんですけれども、
浜渦さんから頂く楽譜っていうのは、始めから音楽の方向性やカラー、
そういったものが本当に明確に最初から楽譜の中にあって、
僕の仕事っていうのはそれをいかにオーケストラっていう音楽の媒介を使って
現実的な音に仕上げていって、かつそこに自分のテイストみたいなものを
盛り込んでいくか、そういったことをやらせていただいたんですけれども、
それは本当にこう…楽しい作業で、有意義で、
面白い仕事をさせていただきました。
今後の活躍、ますますお祈りしております。平野でした。
浜渦
ありがとうございました。
田中
そんな平野義久さんなんですけれども。
浜渦
自分の追求するものに妥協がないという姿勢がすごいなと。
この人やったら破壊してきてくれるかなと。
田中
破壊。
浜渦
僕は僕なりに楽譜をしっかり書き込んで、
「ここは破壊してほしくない!」って言うんだけど、
でもそこに「いや、それじゃなくてもっとこうすべきだ」みたいなことをやってくれる。
田中
本当は破壊してほしいんですか。
浜渦
そんな女心みたいな。
田中
好きやけど嫌いみたいな(笑)。
浜渦
ほんまそんな感じですよ(笑)。
田中
そんなわけで、今回はオーケストレーションというところに
話を置いてきたんですけども、
ちゃん阿部どうでしたか?
阿部
色んなことが聴けて、すごい楽しかったです。
浜渦
楽しい(笑)。
田中
シンプルやなぁ〜(笑)。
阿部
もっと色々聞いてみたかったです。
田中
もっと色々聞いてみたい。
阿部
はい。
田中
なんか噂によると、彼女も曲書いたりするらしいんですよ。
浜渦
あぁ、ね。僕もちらっと聞かせてもらったことありますよ。
田中
あ、本当ですか。
浜渦
なんかいいの作ってましたよ。
田中
マジですか。
阿部
いいえ、そんな。
田中
ちなみにその曲の題とか……。
阿部
えー、題ですか?
ちょっとこの場では言えないような……。
田中
一個だけ教えてくださいよ。
阿部
大丈夫ですかね。
浜渦
大丈夫じゃない。
田中
とりあえず言ってみてください。
阿部
「おやじ戦隊おやじレンジャー」。
田中
ウソやん!(笑)
浜渦
(テロップに「冷静に対応しようとする浜渦さん」と出る)
あ、あれが「おやじ戦隊おやじレンジャー」(笑)。
阿部
あはははははは(笑)。
田中
何のテーマの曲?
阿部
あ、あの、戦隊もので……。
田中
じゃ今度聴かせてください(笑)。
浜渦
なんかね、機会があったら(スクエニMUSIC-TVの)バックに流すとか。
田中
そうですね、「おやじ戦隊おやじレンジャー」。
マジで?(笑)。
阿部
はい。
田中
すごい題やなぁ(笑)。
阿部
だからさっき「言えない」って。
田中
いや僕は下ネタかなぁって。
だから言えないのかなと思ったんですけど(笑)。
じゃ今度聴かせてください。
阿部
はい。
田中
じゃそんなこんなで、次回もこの内容の続きになります。
次回はサウンドの社内のスタッフも
今回の浜渦さんの作品に参加しておりますので、
そのあたりのお話を聞かせていただきたいと思います。
ではまた次回お会いしましょう。さようなら。
End of Documents.