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イベントレポート

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IMERUAT Departure to Black Ocean @OSAKA
日時:2012年7月23日(月)19時〜21時30分
於:umeda AKASO(大阪市北区堂山町)
出演:
IMERUAT are
Piano:浜渦正志さん
Vocal, Tonkori, Mukkur:Minaさん
Team IMERUAT are
Guitar:田部井とおるさん
Violin:桑野聖さん
Percussion:竹本一匹さん
Synthesizer, Electronics:鈴木光人さん(スクウェア・エニックス)

 KIWA、伊丹、ファンタジーロックフェス2012、STAR PINE'S CAFEに続き日本では5回目、関西では伊丹以来、実に1年振り2回目となるIMERUATのライブが大阪にて行われました。先週のSTAR PINE'S CAFEに引き続き、今回も参戦して参りましたので、以下にレポート(という名の殴り書き)をお届けいたします!

入口の看板

貧乏神が!関係者より

 関西では2回目になるIMERUATライブですが、開場前には既に車道にはみ出そうになるくらいの行列が出来ていました。ピアコレコンサートや、昨日7月22日にローゼンビートで実施されたアンサンブル・シュベール・ライブを見るに、関西の浜渦さんファンは関東に負けず劣らず熱い!ということを実感します。
 今回は会場が広いこともあり、オールテーブル席でした。私は運良く整理番号1番をゲット出来ていたため、前から2番目中央の席を確保。飲み物はシャンディーガフにしました。会社休んで飲むお酒は美味しいです。とても美味しいです。
 個々の演奏の内容は先週の東京ライブのレポートをご参照頂くこととして、今回は東京と異なった点を中心にレポートします。

MC - メンバー紹介
 ここは田部井さんの独壇場でした(笑)。なんと田部井さん、前々日に行われたエアギター2012第3回日本予選(大阪会場)にて見事1位を獲得されていたのです。Minaさんと観客の拍手に応え、その1位の技を披露されていました。面白格好良かった…!終演後田部井さんとちらっとお話させて頂いた時にお聞きしたのですが、8月6日の決勝大会はインターネットで生中継もあるようです。応援しております!

アニメ「貧乏神が!」から3曲演奏
 まずは「M31」。東京ライブでも演奏されていた楽曲です。「お風呂っぽい曲」として作ったとのことです。東京ライブでは原曲に近いアレンジでしたが、今回は竹本一匹さん、桑野聖さんそれぞれのソロが中盤に入る、優しくも激しく盛り上がるアレンジでした。最新の3話では一番冒頭で流れていますので、ある意味最も旬な選曲ですね。
 ここからが大阪追加演目。まずは「M25」。第1話、市子が「諏訪野やだよ死んじゃやだよ」と泣く場面で流れる、あの曲です。浜渦さんと桑野さんの2人でしっとりとあの感動を再現され…正直危なかったです。田部井さんも放送後、浜渦さんに「泣けた」とメールを送ったとか。「貧乏神が!」、ホントにいい作品です。
 最後に「M32」。これは現時点(2012/07/24)で放送では流れておらず、TSUTAYAのレンタルCDにも収録されていない未発表曲でした。竹本さんの「次は明るい曲です!」というフリの通り、ドタバタコメディに相応しい賑やかに大団円な曲。この興奮が冷める前に放送でも聴いてみたいです…!
 アニメというフィールドに浜渦さんが参加されるのを心待ちにしていた方、この作品をきっかけにアニメを見るようになった方、それぞれいらっしゃることと思いますが、この「貧乏神が!」という作品は、浜渦さんファンもアニメファンも楽しませてくれる、非常に稀有な作品であると思います。放送はまだ3話、ストーリーとしてもまだ序盤の序盤。1クールの作品ですが、これから先長く楽しめる作品になったらいいな…と願ってやみません。願わくばサントラも是非…(笑)。

鈴木光人さんについて
 東京ライブでは位置の関係で全く姿が見えなかったので、今回注目してみました。あの巨大なコンソール群を操って一体何をされているのか、おぼろげに分かってきた…ような気がします。今回の演目では「Left」がMinaさんと鈴木さん二人の演奏だったのですが、Minaさんの歌声をリアルタイムでMixする鈴木さんの腕の動きが格好良くてたまらなかったです。今回のライブ中、5割くらいは鈴木さんを見ていました。本当に格好良いんですよあのステージ捌き…!

Yaysamaについて
 もう恒例となった浜渦さんと田部井さんの連弾です。ライブに行くのを迷われている方へは、この連弾の光景が見られるだけでも来る価値あり!と声を大にして言います。お二人ともピアノのイスに座った後、やっぱり恥ずかしい…と何度も座り直していました(笑)。
 因みに、ライブでは毎回その会場に合った歌詞を事前にMinaさんが考えてこられているのですが、今回は直前のMCまで歌詞を考えるのを忘れていたとのこと。ステージ上で滅茶苦茶一生懸命考えられていました(笑)。元々「Yaysama」はアイヌの即興歌のため、ほぼ100%アドリブの今回の演奏が本来の意味でのYaysamaとのことでしたが、完璧なパフォーマンスでした(一箇所を除いて)。「おおきに」も入っていました。

Black Ocean Encore Ver.について
 アンコール2曲目は「Black Ocean」。浜渦さんの「ファンタジーロックフェス2012の時は激しいバージョンで演奏して、好評を頂いた」とのフリに、田部井さんと竹本さんがそれぞれご自分の譜面台を撤去してアドリブ全開で応える、「超激しいバージョン」でした。と言ってもこの曲、一拍目に全楽器が集中するAメロは割と静かに展開するのですよね。アンコールの浮足立った雰囲気に行き過ぎないようにしっかり締める、桑野さんのヴァイオリンが一段と光っておりましたよ。

 IMERUATとしてのライブは今年は今回が最後になります。この後IMERUATとチームIMERUATは、スイスのロックフェス、フランスのツアーに旅立たれます。
 浜渦さん&MinaさんにチームIMERUATを加え、この6人編成になってからは今回が3回目のライブになりますが、もう完全に空気が出来上がってきたように思います。ステージ右側でいつも仲の良い田部井さん&竹本さん、美しくも激しいパフォーマンスで魅了する桑野さん、前述の通り格好良すぎるステージ捌きの鈴木さん、独特のIMERUATの雰囲気を作り出すMinaさん、そして我らが浜渦さん。海外のツアーでこれ以上どう進化されるのか…凱旋ライブが今から楽しみです。

セットリスト(特に記載のない曲は全員演奏)
第1部
01. Imeruat
02. 6Muk
03. Little Me
04. Leave me alone
05. MC - メンバー紹介
06. Morning Plate 【Pf+Vo+Vl+Gt+Perc】
07. MC - ムックリ紹介
08. M31(貧乏神が!) 【Pf+Vl+Gt+Perc】
09. M25(貧乏神が!) 【Pf+Vl】
10. M32(貧乏神が!) 【Pf+Vl+Gt+Perc】
11. MC - Shooting Starについて
12. Shooting Star(ミュージックガンガン!2)
13. MC - 物販紹介

第2部
14. Haru no Kasumi 【Minaさんパフォーマンス】
15. Left 【Vo+Syn】
16. Giant 【Pf+Vl+Gt+Perc+Syn】
17. ガプラ樹林(ファイナルファンタジーXIII)
18. MC - 曲紹介
19. 新曲
20. MC - Yaysamaについて
21. Yaysama 【Pf(連弾)+Vl+Perc】
22. MC - Yaysamaの感想
23. Battaki
24. MC - 「バッタキ」について
25. Black Ocean
26. 閃光(ファイナルファンタジーXIII)
27. Choose to Fight(ファイナルファンタジーXIII)

アンコール
28. MC - umeda AKASOについて
29. Spring
30. MC - 最後の曲について
31. Black Ocean Encore Ver.

限定1個でした。買ってしまいましたごめんなさい…。

 帰り際、物販におられたフルーティストの中瀬香寿子さんやボイストレーナーの浜渦弘志さんと少しだけお話できました。この手作り感溢れるIMERUATライブの雰囲気、大好きです。

(2012年7月24日 記)

End of Documents.